2021年6月 2日 (水)

珈琲の花

もう何年前か前、スーパーで小さな珈琲の木を買った。

高さ十センチのひょろりとした苗が三本。

珈琲の葉は艶やかで愛らしい。植え替えて大切に育てた。

途中カイガラムシに乗っ取られ、ほぼ全滅かと思われたが

友人の助言とオルトラン(殺虫剤)で、息を吹き返した。

 

大きくなった三本の木は、三つの鉢に植え替え、ふさふさ

たゆたゆ育っている。

ある朝、白いものに目が留まり、すわ、カイガラムシかと

慌てたが、なんとそれは花のつぼみだった。

 

珈琲の花は清楚な白で、香りも形もジャスミンに似ている。

甘い香りを放ちながら、たった二日で散ってしまった。

 

自家受粉で、花はこの先珈琲の実に変ってゆくのだろうか。

三十粒の豆で一杯分の珈琲がとれるとか・・。

十か月後を楽しみにゆっくり見守ってゆこう。

引きこもりの暮らしの中で貰った、ささやかなご褒美。

2021年4月17日 (土)

困った困った。

作年初めからのコロナ禍。

句会その他 人との交わりがなくなった。ネット句会や紙上句会には

参加しているが、外出を控えているので刺激も少ない。

ぼんやりとした頭のままでは、いい言葉も発想も生まれてこないようだ。

困った困った。

 

病気やケガで数日ベッドに居ると歩けなくなる事を思い出した。

このままではアカン。川柳の筋肉をつけなくちゃと焦っている。

 

家の裏山はいま藤が満開、藤棚がある訳ではないので自然のまま

伸び放題になっている。

山桜の木や周りの木々に心配なくらい絡みつき見事に咲いている。

 

あの厚かましさ逞しさを少しは見習うべきかも、と今思っている。

川柳の筋肉をつけるストレッチとは?

 

 

2021年3月12日 (金)

らくだ忌川柳大会

延期になっていた筒井祥文さんの追悼句会が開かれるそうです。
今度こそ、開催できますように。

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2021年3月 7日 (日)

銭湯

気分転換に時どき銭湯に行く。

我が家から5.6分歩くだけで3軒もの銭湯、とても有り難い。

午後3時からと4時からの営業時間のお湯を勝手気ままに利用している。

 

今日は4時からの鈴なり湯へ行った。

どちらの銭湯も同じ時間帯には同じメンバー。

お馴染みさんが出来て開店迄の5分足らずは井戸端会議!

ワイドショーさながらである。

暫く見ない人を気遣ったり、穿ったり、ホットで楽しいニュースに出会えたり…

 

私もしばらくご無沙汰した折には、

「岩根さん死なはったんちがう?」と言われるのであろうか。

 

 

2021年2月15日 (月)

しらべ

花の終わったアマリリスが花屋の隅にいた。

来年の花を期待して連れ帰ろう。

 

♪ラリラリラリラ しらべはアマリリス♪

 

口ずさみつつ、この「調べはアマリリス」に引っかかる。

そもそもアマリリスは花。調べは音。

違和感を覚えるのは、川柳を始めてから言葉と言葉の

繋がりを意識するようになったからであろうか。

 

調べてみた。

原曲は、フランスのルイ13世がアマリリスという恋人へ書いた

愛の詩と言うが、日本では童謡としてなじみ深い。

また、花名の「アマリリス」は、美しい女羊飼いの少女の名前に

由来するという。

 

「花のように美しいアマリリスさんの歌を歌おう」と、いうことか。

ラリラリラリラ 美しい花の調べに得心♪

2021年2月 3日 (水)

 満漢全席

散歩に出ると白いものが舞っていた。

近所の黄色いワーゲンに粉雪の縁飾りが施されている。

新聞のコラムに拠ると、立春を過ぎた雪を春の雪と言う。

まだ春遠からずか…

 

こんなご時世ではあるが外出をした。

食事の買い物もサボり気味、どうもストレスが溜まっている。

美味しいものが食べたい!目の保養もしたい!

一人で出かけた。お目当ては天丼。

馴染みのお店、11時開店、流石に客は私ひとり。

暫くして上品な老夫婦が一番奥の席に落ち着かれ湯葉懐石を

ご注文された。

 

天丼が運ばれてきた。

海老2本、烏賊、菜花、掻き揚げには白エビ、牛蒡。

これぞ私の満漢全席。

2021年1月28日 (木)

「座」はどこに

コロナが予想以上に長引くうちに、いくつかの句会、大会が閉じてしまいました。
あの披講を聴く緊張感や、会場や懇親会での柳友とのおしゃべりして、笑いあって……
ひっくるめて川柳のたのしみだったのだとしみじみ感じます。
誌上句会は増えましたが、参加人数はどうなのでしょう?
コロナ禍ももうすぐ一年、川柳離れは始まっていないのでしょうか?

同じ短詩系でも、若い人の多い俳句や短歌は、オンラインの句会、歌会が増えてきています。
川柳は平均年齢が高いので、パソコンやスマートフォンを使い慣れていない人を置き去りにしないよう
あたらしい句会を模索していけるといいなと思います。

オンラインにもいいところはあって、住まいが遠かったり、家から出られなくて
これまで句会を諦めていた人も参加できます。
きっと必要なのは、個別のデジタルサポートですよね。
こうして書くことで、そっちに強い方が動いてくれるかもしれないと期待して。


2021年1月18日 (月)

ワンダーランド

ともすれば和歌は形式的で古くさいと思われがちである。

しかし約束事や楽しみ方のルールを知ると、そこは現実を自由に飛び越え

空想世界、理想世界に心あそばせる事の出来る「言葉のワンダーランド」。

 

歌を詠むという時間の中で詠み人は、心の眼でまだ見ぬ美景を堪能することも

大恋愛に身をやつすのも自由である。

 

外出も集まりもままならぬ今、言葉のワンダーランドを探検するのも良いだろう。

 

 (japonism冬号和歌特集から。和歌を川柳に替えて考えた)

 

2020年12月28日 (月)

ことばになる町

先日、久しぶりに俳句の吟行に参加しました。
2017年に散歩会がなくなって3年。
一人吟行を試したこともありましたが、やっぱり一人では句ができませんでした。

長田の町をぶらぶら歩きながら、町を切り取っていく。
鉄人、商店街、漁港……
だんだんと川柳の眼になり、
町の断片とことばがつながってゆく。

やっぱり吟行っていいなと思いました。
来年は、あたらしいかたちの吟行ができないかなと、
ぼんやりあたためています。

  極月のクレーンの首百合の首  桐子

 

 

2020年12月26日 (土)

ふくら雀

私の部屋は2階である。

半月程前東を向いていた机を北窓へ方向転換した。

北窓からは樹齢50年余の枝垂れ桜がどんと立つ。

今朝はその裸木に8羽ばかり雀が好きな枝で囀っている。

雀も好きな席があるのかしら?

天辺で気取ったポーズも居れば、恋人か若夫婦か、ちんと並んでいるのやら…

灰色の世界を、雀らの胸元を朝日が輝かせている。

 

そうだ!成人式の帯の結び方にふくら雀の名称があった。

群雀の来訪から、今朝は田舎の公民館の成人式にタイムスリップ!!

 

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